事実婚を目指して、逆プロポーズをしようと思っている話
パートナーとの2人暮らしを始めて2年ほど。この度、引越しをすることが決まりました!
引越しをするにあたり、やりたいと思っていたことのひとつが、住民票の移動。
実は、以前は引越しが度重なり、なおかつ自分のほとんどの仕事が地元の案件で実家との往復も多かったため、住民票は自家に置きっぱなしでした。
そして今回は、彼と世帯を一緒にして「事実婚」にしたいと考えてます。
が、実は考えているのは私だけで、相手は書類・手続き関係にだいぶ無頓着なタイプのため、全然気にしてないと思います 笑
今回は、いろいろ説明した上で、世間一般で言う(?)「逆プロポーズ」を決行したいと考えています。
事実婚とは? どうやるの?
いわゆる現代の事実婚とは、お互いに結婚の意思を持ちつつ、婚姻届を出さずに実質的に夫婦関係を築くことを指します(法制度ではありません)。
具体的には、住民票上で世帯を一緒にし、世帯主+妻(未届)または夫(未届)という続柄にすることで、「夫婦」関係とみなすこと。別で公的証書を作って証明する方法もあります。
対する一般的な結婚は「法律婚」「届出婚」などと呼ばれ、新しい戸籍を作って夫婦となることを指します。
※「入籍する」という言葉は、実際は「すでにある戸籍に入ること」を指すので本来は届出婚とは違いますが、一般的に「入籍=婚姻届を出すこと」という認識されることが多いです。
最近では、著名人が事実婚を公表したり、2018年には選択的夫婦別姓に関する裁判が4件あり、注目度も高まってますが、旧姓の通称使用や事実婚が多少広まってきただけで、未だ法改正には進んでません。
今の私たちの状況
現在の私たちは結婚してませんが、一緒に過ごし始めて3〜4年ほどになります。子どもはいずれ授かったらいいなと思ってます。今のところはいません。彼は会社員。私は自営業。
そして、2人とも法律婚にあんまり興味がありません。
前に1度、結婚について話し合ったことがあります。でも、お互いの口から出た意見がほぼ一緒で、「結婚したところで本質はなんにも変わらないよね」と。
2人とも、世間体に左右されたくない合理主義者で、結婚であまりロマンチックな感じにならない、なかなかドラマ感の薄い人間たちです 笑。
それでも、私自身は1人の女子として生きてきた中で「結婚=女の子の一大ドリーム」と思ってきた感覚はあるので、それなりに憧れる自分もいます。
ただ、自分の合理主義さと戦わせると、あえなく撃沈されます。
法律婚をしてる人を批判したいなどの思いは毛頭なく、あくまで自分たちの生活スタイルに全然必要ないなと感じてるのみです。
私たちの今の状況で、「今日結婚したから明日どうなる」というものは特になく、あるとすればどちらかの名字が変わることだけ。
しかも名前が変わるのは、不都合の極まりでしかありません。
これについては、長くなったので別記事にします…
世帯主は自由に決められる
実は自分もよくわかってなかったのですが、一言で「住所を同一にする」といっても、世帯を分けることも一緒にすることもできるんですね。
住所が同じで世帯も一緒にするのであれば、世帯員に「世帯主との続柄」が追加され、「同居人」か「妻(未届)/ 夫(未届)」(いわゆる事実婚)という記載内容が選べます。
住所が同じでも世帯が別であれば、それぞれが世帯主となります。
なんとなく一般的に夫や男性が世帯主になるイメージがありますが、法律上は世帯の生計の中心となる人物を世帯主とするだけで、「年長者」や「最も収入が多い者」などという条件はありません。
注意点があるとすれば
同棲を公に知られたくない場合、世帯を1つにすると同棲していることが伝わる場合があります。
例えば、会社の年末調整書類の処理の際に世帯主を書く欄があるのですが、自分でなく相手が世帯主の場合、自分以外の名前を記載することになります。
同棲を会社に知られたくないのであれば、世帯を分けたほうが良い場合も。
他には、世帯主が納税義務者となる国民健康保険*の通知や、選挙の投票ハガキなどは世帯主宛で届くなど、細かい点があります。
*納税義務者が世帯主となるだけで、世帯主が社会保険に加入している場合は、保険料の計算は国保被保険者の収入のみで計算されます。
参考:世帯主とは|パターン別での世帯主の決め方や変更のメリットなどを解説 | マナラボ
逆プロポーズしてみる
たぶん彼もこの届出周りについては調べたことはないと思うので、今回の引越しを機に、「妻(未届)になっていいですか」とサッと聞いてみる逆プロポーズプランを立てています。
どちらが世帯主でも良いのですが
でも、事実婚にすら興味なさそうなんですよね…。
…もし、嫌って言われたら…?
それはそれでしょうがないんだけど、なんとなく傷つく 笑。
実は…なんだか謎にドキドキしていて、言う機会を逃しています。
…プロポーズ前の男性の気持ちが少しわかった気がします。
そんなわけで、近々決行しようと思っております。
乞うご期待(?)。