デザイナーの雑記帳

デザインのこと。暮らしのこと。マタニティーライフのこと。思うこと。

大安の安産祈願。神棚をつくる

ただ今産休中で妊娠キロクを振り返りながら執筆中です。
・2022年4月 妊娠・心拍確認
・2022年11月 婚姻届提出
・2022年12月現在 すこぶる元気で産まれる気配まだなしです!

せっかく東京に住んでいるので、安産祈願で有名な水天宮へ行ってきました。
今回はそのレポと神棚を作ったお話です。

水天宮の安産祈願

水天宮は、東京都は中央区日本橋蛎殻町の神社(本社は福岡県久留米市にある久留米水天宮)で、安産・子授け・七五三・初宮・芸能祈願・水難除けなどのご利益で知られています。

混雑具合について

安産の神様で有名とあって、戌の日も相当混むようで、私たちが行った大安の土曜日のこの日も安産祈願やお宮参りにいらした方でそれなりに混んでました。受付は朝8時から。9時すぎに行ったら9:35の回で受付してもらえました。

初穂料について

「水天宮 初穂料」とネットで調べて行ったのですが、一般的な5,000円〜と思いきや8,000円でした。
勘違いして5,000円を水引封筒に入れてしまい、3,000円を裸でお支払いしてしまった。予想外で現金が少なすぎてお守り買えなかった… 笑。

服装について

何を着ていけばいいのかと迷いました。まぁ一般的に参拝の時は清潔感のある平服、スウェットなどのカジュアルすぎる格好や肌の露出を控えるとよく聞くと思いますが、ご祈祷を受けるなら+アルファで良いかなと、普段着ている黒のスカートに襟なしシャツ+ローファー風の靴。相方はスラックス+シャツで、ジャケット割愛+革靴風の靴でした。

が、実際に水天宮へ行ってみると意外とラフな方が多くて。社殿に上がるのにサンダルの人もいたりして、さすがにびっくりでした… 笑。
お宮参りの人はスーツやお着物の人がほとんどでしが、安産祈願と言えどカジュアルすぎないのか…? 笑

受付〜ご祈祷まで

さすが水天宮さん。参拝される方がたくさんいるのでなかなかシステマチックに進みます。受付〜ご祈祷が終わるまではこんな感じで進みました。

  1. 手水
  2. 受付前で用紙に名前を記入
  3. 受付で御初穂料をお支払いして、自分の名前を御札に書いてもらう(御札に呼び番号がふってある)
  4. 昇殿(ご祈祷)の時間が告げられるので、番号が呼ばれるまで待合室へ行って待機
  5. 時間になると同じ回の方が一斉に社殿へ移動。入り口で御札を渡して、玉櫛をいただき、昇殿。
  6. 20組ほどまとめてご祈祷を受ける(10分程度)。
  7. 改めて外で参拝しました。

15分ほどの待ち時間ですぐご祈祷していただけました。

水天宮には一度お参りに来たことはありますが、建て替えられたばかりの社殿には初めてお邪魔しました。とても美しいです。桐かヒノキか、木の優しい香りがまだ漂ってます。
こういう神聖な場所で聞く祝詞や鈴の音ってなんて落ち着くんでしょうね。良き時間でした。

子宝犬にも触らせてもらい軽く記念撮影。

中には腹帯も祈祷してもらえる神社もあるそうで一応持っていきましたが、水天宮さんは合同祈祷だったので無理でした…。

三原堂さんで「御守最中」を買って帰宅。

水天宮の交差点を挟んだ八向かいの角に、三原堂さんという和菓子屋さんがあります。こちらでは「御守最中」が売られています。

水天宮は、江戸時代から安産・水難・火難または子供の守り神として厚く信仰されてきましたが、もともとは久留米藩主の有馬氏の私社のため、昔は一般参加が許されていたのは毎月5の日のみだったそうです。
三原堂さんは、その日以外に訪れる人のために、水天宮より許可を得て、お守りを分けていたのだとか。「御守最中」はその名残で生まれた銘菓だそうです。

神棚を作る

さて、今まで神社でお札を授かったことがなかったので、今回のお札と玉串の置き場に少々困ってしまいました。しかも賃貸なので当然神棚はない。実家でも神棚はなかったので慣習や決まりなども全くわかりませんでした。

でも神様を連れて帰ってるので簡易であってもちゃんとしたい…。

水天宮のパンフによれば、目線の上で、お札の正面が南か東を向き、明るい場所や人が集まる場所に、お札と幣串を重ねて安置、とのことでしたが、棚をどうしたら良いかなど含めYouTubeなどでひたすら調べました。

神棚の作り方。レベル分け

よくよく調べてみると、一応形式はあるものの、そんなに堅苦しくこだわる必要はなく、よくあるお社のような神棚を用意する必要はないとのことで、できるレベルごとに解説されてる方のYouTubeを参考にしました。

ざっくりまとめると…

  1. レベル1 …タンスの上など、目線より上にお札だけ設置(なければ机の上でも可)…気持ちが大事ですw
  2. レベル2 …白い布を敷いてお札を置く
  3. レベル3 …中央に小皿に持ったお米、右にお水(水玉。蓋は開ける)、左に小皿に持ったお塩をお供えする
  4. レベル4 …御神酒を添える(蓋は開ける)
  5. レベル5 …両脇に榊を添える

という感じのようです。

一般的な三社をお祀りする神棚は、伊勢神宮の天照大御神(天の神)のお札「神宮大麻(じんぐうたいま/じんぐうおおぬさ)」を中央に、向かって右側に氏神様(地の神)のお札、左側にその他参拝したお札などお祀りするようです。これを毎年お正月に新しくいただくって流れなんですね…(←全然知らなかった)。
神宮大麻は神社本庁に属している神社ならほぼどこでも受けられるものです。

その他のポイント

他にも神棚を用意するにあたっていろいろポイントがありました。

  • 向きは北を背にして南向き、又は西を背にして東向きなど。人が集まる場所などが良い
  • お供え物はできれば毎朝変える(せめて水だけでも毎日、お米は半月ごとなど人によるそうです)
  • 毎朝、二礼二拍手一礼し、手を合わせる
  • 必要であれば雲字や雲板をつける
    神棚は「神様が一番上でそれより上に人はいない」ということを表すために、なるべく上階にお祀りする。現代はマンションや複数階ある戸建の階下のように、上の階に人がいる場合があるので、簡略的に「神棚より上には雲しかありません」と見立てるために「雲」と書いた雲字を天井に貼ったり、雲の形を模した雲板をつけるすると良いのだそう。手書きや印刷やシールなど形は自由。

雲字や雲板というのは見たことはあったのですが、なんのためのものかは全然わかってませんでした! 興味深い風習ですね。私は和紙に筆ペンで手書きして天井に剥がせる両面テープで貼りました。

あくまで私が調べた範囲の情報なので人によって違うかもしれません。とにもかくにも「お好きなように、できる範囲で」という解説が多かったと思います。要は、形ではなく敬う気持ちが大事だとのこと。何か欠けてるからバチが当たるとか神様はそんな狭い心ではないはずですもんね。

取り急ぎ目線の高い位置にせめて棚受けだけでもと、セリアで画鋲で止められるウォールシェルフを買ってきまして、簡易的ではありますが作ってみました。

水天宮のお札は出産が無事に終わった後は、またお返しするのだそうです。楽しみだなぁ。

ちなみに…頂いたお札には薄い和紙が巻かれているのですが、これを取るのか取らないのかもわからなかった 笑(一応、あれは汚れないようにするためぼ包装紙なので、お祀りする時は外しても良いそうです)。

お供え物

本来はお米・水・お塩を毎日取り替えてお供えするのがベターですが…、なかなか慣れてないと大変ですよね…。

そんな時に見つけたのが「かみさまとおうち」の「光のお供え【 水・米・塩 】」

「かみさまとおうち」は我が故郷、静岡生まれのデザインブランドで、「神棚・神具をもっと自由に。」をコンセプトに、新しい考え方で現代のモダンなインテリアに神具を取り揃えています。

光のお供え物は、小さな樹脂加工の六角錐の中に、お水・お米・お塩を閉じ込めたものをモチーフとして飾るための神具です。見つけた瞬間ついときめいてしまいました…!
毎日御供えをするのを忘れてしまいそう、忘れた後に腐らせたりしそう…なんて方に合ってますよね… 笑

まずは毎朝神棚に手を合わせるという習慣をつけつつ、ひとまずこちらのお供えをさせてもらって、今後どうするか考えたいと思います。

まずはこういうときめいたものを飾るだけでも、私は勝手に良いと思ってます。
神道の考えは加点法だと思ってるので、「これをやらないから駄目」という脅しの宗教なのではなく、「これをするとなお良い」という考えのもと、広い心で祈っていくもののように捉えています。
形はどうであれ、まずは祈る姿勢が大事。

 

以上、安産祈願レポと神棚づくりのお話でした。
今回はいろいろ貴重な体験ができて、良い学びにもなりました。とにかく無事に産まれることを祈るばかりです。