デザイナーの雑記帳

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妊娠キロク妊娠 12週「出生前検査について話そう」

ただ今産休中で妊娠キロクを振り返りながら執筆中です。
・2022年4月 妊娠・心拍確認
・2022年11月 婚姻届提出
・2022年12月現在 39週目突入。すこぶる元気で産まれる気配まだなしです!

エコーでは豆粒すぎて「これが赤ちゃん…?」だった頃から一気に成長して二頭身に!
今回は妊娠12週のできごとの備忘録です。

12週1日 初期血液検査と子宮がん検診。血圧計を買う

頭の大きさは20mmくらいになり心臓も元気。順調だそうです。
この日の採血と子宮がん検診の結果は後日いただきましたが、特に異常なしで母体も健康とのことでした。

血圧は相変わらず病院では上がり気味で上が128。一応正常値なんですけども、いつもの自分の平均値よりは高めです。調べてみると診療の時だけ緊張して血圧が高くなってしまう「白衣高血圧」なるものもあるのだとか。

とにかく妊娠高血圧症候群が怖かったので、自宅にdretecのリストバンド型の血圧計を導入してみました。

リストバンド型は腕で測るタイプよりも心臓の高さにする調節が難しいため、若干誤差が出やすいため、ちょっとコツが要ります。
妊娠後期まで大活躍してくれました。

12週2日 骨盤の勉強をし、サラシを買う

骨盤の勉強中です。トコちゃんベルトの考案者さんの本を読んでいます。

トコちゃん先生の骨盤妊活ブック 幸せな妊娠・出産・育児のために / 渡部信子 著

母親の子宮の歪みは、胎児の歪み、股関節脱臼、果ては泣き具合にも影響するのだとか…。
著者はエコーを見たら子宮の歪みがわかるとのことですが、自分のエコーを見てもが歪んでるのかよくわからない…。歪んでいる人は子宮がまんまるではなく横に平べったく潰れているらしいのです。

なんでも、骨盤は靭帯と筋肉とで支えられていて、妊娠を機に分娩時に骨盤が広がるように靭帯は緩むのですが、現代人は筋肉が弱くて骨盤を支えられなくて広がりすぎてしまうとのこと。

こちらの本では妊活時からの骨盤ケアを推奨されてますが、すでに妊娠した今からでもやらないよりはマシだなと思いサラシを買うことにしました。
トコちゃんベルト買おうか迷ったけど、とりあえずサラシで良いらしいので

サラシって人生で初めて買いましたが、一反=10mの布なので、案外大きくて長いのですね。

【長さ】私のお尻のサイズは86cm。とりいそぎ早速3mに切ってアイロンで四つ折りにして試したところちょっと長すぎたので、最終的に2m15cmほどに切りました。

【締め方】寝っ転がってから膝を立ててお尻を上げて、骨盤高位の状態にし、前側→腰側→前でキュッと締める方法で使ってます。
1回つけてしばらくするとサラシが弛んでくる(=骨盤が締まる?)ので、その時は途中で巻き直します。
巻き方としては、素肌の上に腹巻→サラシ→腹巻でカバー→いつもの下着を履くという順番だと、毎度のお手洗いの時も外さなくて済むので快適です。

私はかなり気に入りました!

サラシを巻くことで座り方も意識するようになりました。というのも、椅子に座るとき膝が骨盤の高さより上の位置で、曲げる角度も90度以下でないとサラシがずり上がってくる=正しく座らないとよくないというサインかなという感覚。正座が一番楽で、不思議なことにあぐらでもサラシはズレないんですよね。

つけてる方が落ち着くようになりました。
サラシを巻いて1日過ごした後サイズを測ったら-2cmになってました。早速効果あり??

12週3日 初めての総合病院での診察

いろいろな経緯があり、自宅出産を諦めて総合病院で産むことに決めました。私はセミオープンシステムを利用して、36週までを今通っているの小さな産科で、後期は総合病院でお世話になることに。そのため、この日は書いてもらって紹介状を持っていき、分娩予約となります。

総合病院ならではポイント

結構大きな大学病院なのですが、かなりきれいな施設。病院嫌だったけど、それだけが救いです 笑。しかし、やっぱり待ち時間はやや長め。

そして噂に聞いていた学生による分娩見学の話もあり、もしOKだったら同意書をお願いしますという話もありました。
申し訳ないのですが、性格的に私は絶対に無理なので書かずに未提出です。

そして最後に、「出生前検査」のことについて話を聞きました。この時12週に入ったばかりでしたが13週6日までに検査をしないといけないとのことで、結構すぐ決めないといけない状態でした。「旦那さんとよく話し合ってください」とのことで、一旦帰宅。

12週4日 出生前検査について話そう

医療の進歩というのは目まぐるしくて、助かる命ももちろん増えたのだろうけど、知らなくていいことも知れてしまうことで逆に悩んでしまうこともあります。その一つである出世前検査。やるかやらないか。さっそく夫婦で話し合ってみました。
ここでのお話は、あくまで私たち夫婦の考えでその他の考えを否定するものではありません。

「出生前検査」とは

胎児が染色体異常などの先天異常を持ってないかをわかる範囲で調べる検査。染色体異常を対象とした遺伝学的検査と、脳や心臓などの臓器の異常を診断する形態学的検査(超音波検査)があります。
【参照】出生前検査をお考えの方へ|東京慈恵会医科大学附属病院母子医療センター

今回2人で話合ったのは染色体異常を対象とした遺伝学的検査の方です。「ダウン症かどうかを調べる検査」と認識されてる方も多いかもしれません。

私が思うこと

遺伝学的検査については、診断の精査は80%と不確定で、技師の技量によるところもあると聞きました。また、全ての身体的異常がわかるわけではなく、生まれた後に障害を持つ可能性だって当然あります。

自分の年齢も35歳ということもあって高齢出産の入り口ですし、何かあってもそれなりに覚悟して育てていこうという思いだけはあります。それが自分が選んで生まれてきた人生と思うし、どんな子でも育てる意味があるのだと思います。

そもそも私の性格上、授かった命を「堕ろすか堕さないか選択するかもしれない状況」を作ること自体が、自分にとってストレスになると思いました…。何か異常が見つかった時、堕さないにしても、出産までの不安の方がきっと大きくなってしまう。

私が命の選択をすることはきっとない。できそうにもない。もう命としてカウントしてしまっている。

友人も出生前検査の話を先生から受けた時、言われた言葉があるそうです。
「何かあれば堕ろすと決めてるならやってもいいけど、そうでないなら受けるメリットはない」

この言葉が後押しとなり、検査は受けたくないかな…と、パートナーに洗いざらい伝えました。夫氏も「悩ましいね」とは言ってたものの、私の話を聞いて尊重すると言ってくれ、出生前検査は受けないことに決めました。

少し経ってから、彼の気持ちや覚悟はどうだっただろう。一方的に話してしまい、あんまり彼の意見を聞かずに決まってしまった気もする…とちょっと悩みました。いろいろ考えてたらなんだか泣けてきたんですが、その時突然振ってきた言葉があります。

「この子の命はこの子のもの」
私は親であり保護者であるけど、この子の命の所有者ではない。
子の幸せや人生を親がむやみに奪っていいわけがない。何が幸せかはこの子が決めること。自分が世話が大変になるからと命を切り取るなんて傲慢だ…


出生前検査については、いろいろ考え方・捉え方があると思います。

私は「人は人生で何をやるか決めてから生まれてくる」という考え方をどこか信じていて、私がこういう考え方をして、何があっても堕さないと決めるようにすでにプログラムされてる気がしてるだけです。
だからこそ堕ろす選択をする人だって、そういう意味では、その一連の流れから何か必要なことを学ぶように決めて生まれてきたのかもしれない。

その人その人の人生だから、悔いのないように。自分と違う考えの人を否定したいわけじゃなく、私はただこう感じました。

あんまり悪く考えてもしょうがないので、出産育児を楽しむこと考えることにしました。

忘れることが大事

ちょうどこの週頃から、いままでの暇さは何だったのだろうという鬼量の仕事が入ってきててんてこ舞いでした。

出生前検査であれだけずーんと悩んでたのに、悩みはどこへやら。いいことですね。

一般的に12週前後でつわりがおさまると言われていますが、暇だったおかげでかなりのんびりゆったりすごせて辛くもなく、つわりが終わるであろう頃にまた仕事が舞い込んでくるとは、うまい具合に人生流れてるなと感じる12週でした。