デザイナーの雑記帳

デザインのこと。暮らしのこと。妊娠・育児のこと。思うこと。

料理は嫌いなのでやめました。苦手な家事を手放して楽になった話

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2人ぐらしの我が家では、夕飯のみ一緒に食べています。普段の夕飯の支度は私の担当。でも作っていません。

実は、料理が嫌いなのでやめました!

昔から料理に楽しさを見いだせない

小さい頃から、お菓子づくりなどは好きだったんですが、あんまりご飯を作るのが楽しくないのです。
バランスを考えてメニューを決めて、買い出しに行って、価格も考慮してメニューを考え直して、冷蔵庫にしまって、食材を準備して、煮るなり焼くなりをして、お皿に盛って出す…工程が多すぎます 笑。添加物とかもちょっと気になるしもうキリがないです。

私の実家は母がすべての料理を担って父は一切やってません。わりと私の年代ではよくあるタイプの家庭で育ちました。その影響もあるのか、昔からこんな思い込みがありました。

  • 女だから料理ができなきゃダメだ!
  • 料理ができないとモテない!
  • 結婚したら料理は必須だ!
  • 身体は食べ物でできてるのに、料理がおろそかなんて良くない!
  • 生きる上で料理は必須だ!
  • できる女は料理も完璧だ!

などなど。書いてみるととてつもなくどうでもいい思い込みなのがバレますね。

こんな勝手なルールを課して生きていたので、学生時代は毎日母の代わりにご飯をつくっていた時期もあり、一人暮らしのときもそれなりに自炊してましたが、本心ではできればやりたくない家事のひとつでした。

無理やり頑張る

思い込みのせいもあって「料理が苦手であること」をかなりコンプレックスに感じていたため、結構な金額を払って料理教室に通ったりも。

でも、魚の3枚おろしが2枚になるし、茶碗蒸しはうまく蒸し上がらないし(そもそも作りたい欲求もないし)、注意力が散漫で火をつけっぱにしやすいし、1週間分のレシピと食材を計算して買うとか、もう私には難しすぎる…!!。

レシピ通りつくれば普通に美味しくできます。でもなんにも楽しくない。

 

同棲を始めてからも無理やり頑張っていました。

パートナーの帰りがいつも深夜に近いので、私が料理担当です。暇な時は余裕があるのに、デザイン仕事の具合でそれも変わってしまいます。

作り置きにするとか(2回で挫折)、Uber Eatsを多様するとか(さすがに金かかるし食事の時間が遅くてメニューが限られる)、一汁一菜レシピにするとか(結局仕事が詰まると続かない)、野菜を宅配にして買い出しを減らすとか(やっぱり料理自体が嫌)、いろいろ試行錯誤してみたものの、全然うまくいかない。

悟る。そして出逢う。

そして私はようやく認めました。

料理。嫌い。めんどくさい。やりたくない!! 笑。
もう許してくれ…!

本当にこう思った直後に、奇跡の出逢いがあったのです…。

タイミングよく友人の紹介で、宅配で冷凍ストックづくりのサービスをはじめる方を紹介してもらいました!

冷凍ストック…! たぶん調べたら普通にあったサービスだと思いますが、「料理は自分で作るもの」という頭しかなかった私には衝撃的にシンプルすぎる発想…!

食材や調味料などにもちゃんとこだわってくれる方で、まさに自分が求めているものでした。対面でお話させてもらい、アレルギーがあったり苦手な食材をお伝えして、2周間に1回まとめてクール便送ってもらうことに。

毎日の料理は、お米を土鍋で炊いて惣菜を湯煎するのみ!

食材ロスも多くて買い物も下手だったので、なんと冷凍ストックをお願いしてるほうが食費が一番抑えられているというパラドックスが起きてます 笑。

家事を手放す勇気

完全にストック頼りになるのも、やっぱりまだ抵抗があったんですよね。あーあ、ダメな自分…とか。パートナーに飽きられないかな…とか。

でも私のイライラや苦痛がなくなって穏やかに食事ができるのがベストなわけで、快く賛成してくれました。

買い出しや準備というストレスからすべて解放されて、自分の仕事や生きがいに時間を注げる上に、毎日美味しいごはんがいただける。なんと贅沢でありがたいことなのでしょう…!

そして「料理が苦手」というコンプレックスを責めずにちゃんと認めることを選んでほんとによかったと思ってます。

子供ができたらどうすんだって自分でも思いますが、もうそうなった時に考えます!

できないことは誰かに頼る

正直、うちの料理事情をバラすのもちょっと恥ずかしかったりもしました。でも「料理をしない」という自分の中でタブーを許すことで、私の生活は劇的に飛躍しました。

こんな家事についての思い込みがある主婦さん、主夫さん、お母さん、お父さん。料理サービス、掃除サービス、家事代行、ベビーシッターなどなど、1回だけでも試してみるのはいかがでしょうか。「ちゃんとしなきゃ」の呪いを解いて、自分にOKを出してみたらなにか変わるかもしれません。