3月に予約を済ませていたミラーレスカメラFUJIFILM X-T4。このたびBlackが先日4月28日に発売となり、無事ゲットしてきました!!
ようやく開封儀式を終えたので、本日は使ってみた感想を述べてみる戯れ日記です。
- 旧機種X-E1からの最新機種X-T4。浦島太郎感MAX
- X-T4のスペックや特徴をざっくりおさらい
- 唯一のデメリット
- そもそも富士フィルムのレンズ交換式ミラーレスカメラの良さ
- 【余談1】厳戒態勢のヨドバシカメラAkiba
- 【余談2】X-T30と迷ってた
旧機種X-E1からの最新機種X-T4。浦島太郎感MAX
今までの私の愛機は、だいぶ古いのですが、2012年発売のレンズ交換式FUJIFILM Xシリーズの第2弾であるX-E1。富士フィルムのカメラはこちらしか使用したことなく、さすがに買ったのはもう7年前で比べるまでもないのですが 笑、あまりに進歩した機能性への感動と興奮のあまり、今回は多少その比較も含めつつ綴ってみます。
X-T4のスペックや特徴をざっくりおさらい
2020年4月28日発売 FUJIFILM X-T4
※シルバーモデルについては、「『十分な供給量を確保するため』として、発売時期を5月下旬へ延期する。」とのこと。
- センサー 2,610万画素のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS 4」
- 画像処理エンジン X-Processor 4
- ボディ(バッテリー・メモリーカード含む)607g
主な特徴
- Xシリーズで2機目となるボディ内手ブレ補正の搭載!
- バリアングル式モニタ
- 連射シャッタースピードアップ(メカシャッター:約15コマ/秒、ライブビュー:約8コマ/秒)
- フォーカス周りの進化点AF速度の高速化(最速0.02秒へ、連射の顔検出・瞳AFの追従性向上)
Xシリーズではじめて、写真と動画を同列に扱ったカメラと言われていて、発売前からかなり注目されてました。
ダイヤルを回すだけで動画と静止画撮影が切り変えられるのも結構嬉しいです。バリアングル式モニタでいろんな角度にモニタを回転できるし自撮りもしやすい。
長時間の撮影にも耐えられるようにバッテリーも容量アップしてます。そのおかげで静止画撮影枚数も390枚(X-T3)から500枚に増加。
重さは、私の持ってるX-E1と比べてしまうと250g以上アップ+レンズの重さもあるのでちょっと気になってたんですが…意外と気にならない。グリップがだいぶ持ちやすい形になってるので、それが良いのかもしれません。
センサーやプロセッサーは前機種のX-T3と変わってないですが、全体的に動画にも強い機種になってました!
一応、X-E1と比較してこの感動を勝手に共有したい
2012年2月に発売となったXシリーズ初のレンズ交換式カメラがX-Pro1。その下位機種として、X-E1はかなり軽量化された形に進化してシリーズ2番目に登場。
初心者でも扱えるし、ちょっとこだわり設定もできるいい感じの位置づけというイメージです。
登山に連れていくのに小型・軽量だけどそれなりに撮れる一眼カメラが欲しくて購入しました。
2012年11月発売 FUJIFILM X-E1
- センサー 1630万画素APS-Cサイズ「X-Trans CMOS」
- 画像処理エンジン EXRプロセッサーPro
- ボディ(バッテリー・メモリーカード含む)350g
X-T4と比べてのX-E1
- タッチパネル式じゃない
- ワイヤレス接続ない+スマホアプリない
- AFはだいぶ低速
- 顔検出AFない
- 連射のスピード遅い
メカシャッター比較…E1=約8コマ/秒 T4=約15コマ/秒
今の進んだカメラ業界ではもはや当たり前過ぎて「今更そこ嬉しい?」みたいな上記の機能に、私としてはいちいち感動します!
タッチパネルでフォーカスができるなんて…、もう感動の極みです 笑。
AFの進化は特に目まぐるしいものを感じます。マクロレンズ(XF60mmF2.4 R Macro)だと、X-E1ではピントが合うまでにだい〜ぶ時間がかかります。あまりに合わないので諦めてマニュアルフォーカスにする場面が何度もあります。が、同じマクロレンズをX-T4で使う時のスピード感や正確さはまるっきり違います。
手ブレ補正がついていないマクロレンズなので、X-T4のボディ内手ブレ補正はかなりありがたい(でもマクロレンズはフォーカス点がずれやすいのでやっぱり三脚使用が一番です)。
連射についても、X-T4は笑えるほどに速いです。X-E1で実家のコーギーを撮ってた時は、連射があまりに遅すぎて、小型犬ショットではおなじみの「飛行犬」というやつが全く撮れずに悔しい思いをしていました…!
次に帰省するのがもう待ち遠しいです…(いつになるのやら)。
写真で比べてみました【X-T4とX-E1】
旧型のほぼ入門機種→最新の上位機種なので、ほんとに比べるまでもないのですが、興味深かったのでので載せてみます。
詳しいことは全然わかってませんが、画像全体の感じは、X-T4の方がややコントラストが強めに出るようで、バキッと感がなかなか違う感じでした(ざっくり)。
やっぱりフォーカスが爆速なんですよ…気持ちいい。
拡大するとわかるかもですが、木肌の質感の出方の違いはなかなか大きいです(※フォーカス下手くそ疑惑もあり)。
総じて言えるのは、とにかく機能の充実で撮影がよりワクワクになったということ。「撮ってて楽しい」がカメラ好きには一番嬉しいことなので…。ほんとに奮発してよかったなと思います!
唯一のデメリット
バッテリーチャージャーが付いてないこと
バッテリーチャージャーは別売りです。付属品にはUSB-Cコードと電源アダプタしかついてなおらず、カメラボディをコードに繋いで充電する形になります。このつなぎ方で充電しながら撮影はできるとこのとですが、やっぱりチャージャーがある方が便利そうです。
発売前までに購入宣言をするとチャージャーをゲットできるキャンペーンをやってますので、シルバー購入予定の方は5月の販売日前に申し込めばまだ間に合います!
専用アプリとカメラの接続が不安定? →【解決!】
iPhoneのiOS13からスマホとのワイヤレス接続が不安定らしいのです。私も最初はうまくできたのですが、途中から接続不能になりました。が、あっさり解決策を見つけました〜!
こちらで初期設定のやり方も含めて、直し方を詳しく書いてみました。
そもそも富士フィルムのレンズ交換式ミラーレスカメラの良さ
ここからちょっと雑談で富士フィルムミラーレスの良さを勝手に語ります。
フィルムカメラを思わせる操作性のデザイン
FUJIFILMが他のミラーレスと違うのが、アナログ度の高めな操作系のデザインです。フィルムカメラが好きな人にはぴったり。一般的なデジタル一眼に慣れてる人だと、ちょっと使いづらいかもしれないです。
露出の設定で言うと、例えばCANON 5Dでは、絞り(F値)の操作は手前のモニタ横のダイヤルで、シャッタースピードは本体上部の小さな垂直回転のダイヤルで…というように、カメラ本体で操作をします。
対するXシリーズのレンズ交換式カメラでは、レンズにF値ダイヤルがついていて、シャッタースピードはカメラ本体上部の水平回転のダイヤルで調整します。
改めて書いてみるとちょっとめんどくさいかもしれない 笑。急いでる時に瞬間的にシャッタースピードを変えるのはちょっと大変なので、私は絞り優先モードで露出補正をする形でしか撮ってません 笑
元々、レンズでF値を変えるシンプルなフィルムカメラから写真をはじめたのもあり、いろんな操作がダイヤル式の方が視覚的にわかりやすいと感じます。
でもとりあえず一番の良さは、そのフィルムカメラ感をちゃんと残しつつ機能性もあって可愛い点。
いいとこ取りセンサー
富士フイルムXシリーズのセンサーはAPS-C。絶対的王者風の「フルサイズ」より小さめのセンサーです。でも富士フイルムのセンサーは決して負けてはいないと思わせるほど、フィルムメーカーの力量を見せつける画質なのです。小さいだけあってレンズやカメラのサイズのバランスを抑えつつ、画質も良いといういいとこ取り。
Canonのフルサイズセンサーのカメラと比較すると、さすがにハイトーン部分の綺麗さや全体の光のグラデーションの滑らかさは少々劣る気もするのですが、X-E1時点のセンサーでもモアレはかなり少なくて、暗い場所での撮影でもノイズもだいぶ少なかったです。拡大してもなかなか綺麗だったことに当時はすごく驚きました。
広告や巨大な印刷用にシビアに画作りしなくていいなら、そんなにフルサイズにこだわらなくても大丈夫だなと感じました。
そのフォルムと軽量さと負けず劣らずな画質に惚れ込みんで長らく愛用しており、今回も同じ富士フイルムのミラーレスへのレベルアップに至りました。
【余談1】厳戒態勢のヨドバシカメラAkiba
私は今回、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaさんでカメラを予約して購入しました。こんな時なので、さすがのヨドバシさんも厳戒態勢だってので、思い出に記しておきます。
販売日の4月28日、ヨドバシさんから入荷の連絡をいただき、後日 直接店頭へ向かうことに。今は入場制限をしていて、入店前に入店目的を告げてから入るのだそうです。何日に受け取りに来るかという日にちまで確認されました。
いざ行ってみると、なんだかものものしい雰囲気…。入店のために4、5人のお客さんが並んでいました。入り口に入ると、警察官も待機。センサー式の自動アルコールディスペンサーtetteが3台並ぶ。さすが、推し商品のPRも惜しみない 笑。
カメラコーナーは紐で区切られて、自由には入れなくなってました。予約受け取りのみのようです。人の少ない店内…。
そそくさと会計を済ませ、Wacomのペンタブをチラ見しつつ、今回は速攻で帰りました。また活気が戻ってくればいいですね…。
【余談2】X-T30と迷ってた
実は購入前は、センサー的にはX-T4と全く同じであるX-T30と迷っていました。X-T30は「上位機種のX-T3を性能そのままにコンパクトにした」と評されている通り、かなり評判が良くて大人気でした。
思い切って上位機種をメインカメラとしてグレードアップしたいとは思いつつ、小型なカメラでフットワーク軽く使いたいなと思ってたのもあり、T4のほぼ半額でもあるし、スペック的には問題ないなと…悩んでいたX-T30。
で、3月の時点で直接ヨドバシに触りに行ったんですね。当時は発売前のX-T4は店頭に置かれてなかったのでX-T3と比較。
もうそしたら…。T30ちっさ…!!! 全っっ然質感が違う。
当たり前なんですけども、X-T30のボディはびっくりするほど圧倒的に軽いのですが、いわゆるプラスチック製なので少々トイカメラ的な可愛さに収まってしまう。さすがにこの優秀なコンパクトさはやっぱりサブ機用なのかなと。
小さいボディに大きいレンズをつけると結構アンバランスだったりもします。ボタンの操作も、例えばISO感度の変更などは、メニューを選択してからモニタ上で変更しなければいけないような、ワンアクション以上の操作がわりと多い。
フォーカスの速さも全然良いし、軽さには変え難かったけど、持った感触も、本体の機能性も、圧倒的にメイン機として選びたいのはT4だったのでした。
2機あるとやっぱり便利。
今までX-E1一筋でのらりくらり写真を撮ってましたが、最近植物の写真などを撮るようになって、マクロレンズ(XF60mmF2.4 R Macro)も購入しました。これは買ってよかった!
でもマクロだけだと寄りすぎて撮れないものもあるので、いちいち通常レンズと交換してたのですが、これがなかなかめんどくさい。
X-T4を迎えて以来、レンズを付けたままボディを変えるだけですぐに撮影ができる…! 2機持ちがこんなに楽だったとは! と驚いてます。
実際X-T4を使ってみたら、そのセンサーも顔認識フォーカスも良すぎて、同じセンサーを持つX-T30は次なるサブ機として迎えたいと狙ってます…!
こんなご時世ですが、頑張って稼ごうと決意を新たにしました…!
嬉しさのあまりだいぶ長くなりました! また写真を撮ったらいろいろアップしていこうと思ってます!