デザイナーの雑記帳

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コロナの感染が拡大して、逆に生まれた希望をひたすら綴ってみる

本日、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、安倍総理大臣から「緊急事態」が宣言されました。ゴールデンウィークあけの5月6日まで。対象は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県。私も東京在住なので対象です。

 

教科書に載るレベルのこのパンデミックに、自分の人生の中でもいろんなざわつきがあります。急にテレワークになったり、子供といる時間・夫婦でいる時間が長くなったり(ちょっと長すぎたり)、大きな環境の変化で戸惑っているなんて声をちらほら聞きます。

そうらしいのですが…

 


私自身の生活は実は1ミリも変わらず…

仕事についてはすでに数年前から在宅ワークで、昔から1週間外に出ないことなんてザラにありました 笑。むしろ逆にパンデミックになる前より他の仕事が増えて、やや睡眠不足です(免疫低下はよくない)。

食事にしても、我が家では冷凍ストック惣菜を利用していて米しか炊かない生活のため、スーパーにもほとんど行ってませんでした。

先日はストックが切れたので久々に買い出しのためにスーパーへ。歴史の教科書のオイルショックの説明欄でしか見たことのなかった空っぽの棚が目の前にあり、買い占めって本当に起こるんだなと改めて実感しました…。

自宅にテレビがない上、正直ニュースもそこまでかじりついて追ってなくて、最近はラジオすら聴いてません。不確定な情報もまだ多いですし、私はあんまりいろいろ見聞きすると不安が大きくなるタイプなので、重要なこと以外はあえてスルーしてます。

しかし、ニュースを見なさすぎて、オリンピックの開催延期をだいぶ後に知っておののきました 笑

パートナーと一緒に暮らしていますが子供はいないので、2人分の生活をまわしていく程度は、今のところなんら問題はありません。こんな中でも普通に安全に暮らせているってとてもありがたいことです。

 

良いも悪いも、いつもすべて在る

なんだか不安。なんだか落ち着かない…。

その原因は、いつもと違う生活環境になり、ネガティブな側面ばかりが目立ってしまうからつい見てしまうだけなことも。

でも、現実に起こっていることは、実は今までとそんなに変わってないと思うのです。

今までだって、平和に暮らしていたけど、争いはどこかで起きていたし、誰かが幸せだと同時に、誰かは不幸だったりもする。幸も不幸も、本当は自分の視点でしかありません。


私は個人的に、このパンデミックがある意味引き金となって可能性が広がるイメージをしてます。イメージするのは自由だから。

前置きがどえらく長かったですが、不安が増幅するニュースばかりが目立っているので、私は「よかったこと・希望が持てる」を探してみました。

 

私的「 コロナがもたらした希望」

希望1 本当の働き方改革

テレワーク・在宅ワークができる業種は実行する企業が多くなってきました。
この働き方の変化については、(…こう言うと語弊があるかもしれませんが)ある意味「やっと来た!」という気持ちさえあります。私自身、「自分が本当にやりたいように生きる」きっかけになったのが、この働き方の変化のおかげだったからです。

会社員から在宅ワークになった身としては、いろんな方…特に我慢体質の方、忍耐力の強すぎる方、集団行動が苦手なのに”頑張って”会社に行ってる方に、この一度でいいからこの解放体験が訪れてほしかった、と勝手に願ってました 笑。 

今の時代なら、結構仕事って家でできると思うんです。意外とあっさり簡単に。
※もちろん業種に寄りますが

私個人の経験としては、在宅ワークのはじまりは天変地異だったんです

好きな時に起きて、好きな格好で好きな時間から作業を始めて、ゆっくりコーヒーを淹れられて、好きな時間に休憩して、好きな時間まで作業できるこの自由さ。
会社で仕事すると、逆にすごく情熱を注いでいる仕事が定時までしか作業できなくて悶々!みたいな時ってありませんか…? そういうたまーーの「徹夜してでもやりたくなっちゃう楽しい仕事」も、在宅ワークなら自由にやりたいようにできるわけです。

本当は、あらゆるものごとのすべてを、自分で決めてよかったんです。私は会社勤めでその感覚を忘れてしまってたんですね。

もしこの天変地異を体感する人が増えて、「人生は自分がコントロールできるんだった」と思い出す方が増えたら、私はなんだか勝手に嬉しくなってしまうのです。

「家でいいじゃん」ってなると思うんです。

 

希望2 伸びる業界がある

残念ながらこの打撃で衰退する業界もあるとは思いますが、同時に伸びる業界も絶対に存在します。

在宅ワークテレワークがもっとあたり前になれば、とにかくインターネットが必須(これがないと私は死んでいます)。オンライン系の業界は絶対ニーズが爆発するのは明らかです。Youtubeはもちろん、サロンなどのオンラインコミュニティコーチンオンライン相談室。人間はやっぱり社会的動物なので、活動自粛が心の自粛になりやすい人向けには必ず広がる業界。

VR(仮想現実)・AR(拡張現実)の技術ももっともっと力が入るでしょう。そしたら本当に外に出なくて良くなる。ロボット業界も熱いはず。

だから、家での活動がより豊かになる業界も同じく。UberEatsなどのデリバリーサービス業通販業界断捨離コーチンとかも? 個人的には植物業界も賑わってほしい。

運動不足は生命の維持に関わるので、自分のケア(ストレッチ、ヨガ、筋トレ)のオンライン教室とか。

いろいろ挙げると結構キリがない。これからが楽しみな未来の業界はたくさんあります。

 

希望3 オンラインコミュニティが伸びる

前出しましたが、これはもっと当たり前の必須の存在になるなと最近実感しました。
すばらしすぎるのでまた別記事でぜひ紹介したいのですが、今とあるオンラインコミュニティのデザインとちょっと運営もお手伝いさせていただいてます。

同じ目的を持って共に行動する仲間がいる心強さがそこにはありました。対面で会えなくてもオンラインで同じ熱量を持って通じ合える。いくら私のような引きこもり人でも、メンタルを健やかに保っていくには、やはり人とのつながりは大切だと感じます。

仕事上でもコミュニティ内でも、明らかに打ち合わせやミーティングの形は変わりました。オンラインミーティングが当然の第一候補。

インスタライブとか全然できない性格だし、顔出ししながら話すのってちょっと…って思ってたんですが、これが楽すぎてワロタ…

  •  意外と緊張がやわらぐ。←私は対面は緊張するので
  •  自分が自由に場所を選んで楽な姿勢で聞ける。
  •  画面の共有ができるので、議題に集中しやすい。

いろいろメリットが大きいです。

 

希望4 日本政府の底力を知る

アベノマスクが! って批判してる人多いようですが、私は日本政府は本当によくやってくださってると思います。

文句言うなら普通に考えてほしい。日本全国1億2000万人のすべての人々が納得する施策を作れるならあなたがやればいい。ってちょっと思っちゃう 笑

すべての人が安全に暮らせるようにって最善策をきっちりやってくれてると思います。人工呼吸器が足りなくなったり病院機能が崩壊したら、どんどん死者は増えてしまいます。軽症者を安易に受け入れずに、元凶となるクラスター感染をとにかく洗い出したり、イタリアみたいに緊急事態宣言でパニック起こして規制しちゃって実家の家族に移す人が増えないように慎重にやったり。


情報が伝わりづらいだけで、困ったときにどうしたら良いかの情報や資金援助の情報だって官邸から出ています。

www.kantei.go.jp

 

批判を受けながらもいろんな対応を毎日毎日考えて1億人に正確に情報を届けるのがどんだけ大変かと思いますよ。

自殺でもしない限り、ライフラインが困窮して亡くなったり餓死したりする国民はほぼいない国です。いくらパンデミックが続いても、水道水は止まらないでしょう。これって相当恵まれてることです。


仕事が減って生活費がなくなるかもしれない。従業員に給料が支払えないかもしれない。経済が崩壊するかもしれない。フリーランスの私ももちろん不安はあります。

でも少し先の生活費や私欲のために行動してコロナを広めるよりも、すべてをはやく回復させるためにも、コロナを収束させるのが最優先。 こればっかりは1人だけ努力してもどうにもできないんです。

政府のみなさん、病院関係者のみなさん、私ができないことを頑張ってくれてます。
若い人でも重症化する例もあります。私はひきつづき「3密」を避けて自粛を頑張ろうと思います。

 

現在の日本の感染状況はこちらが見やすいです。

toyokeizai.net

 

不安もある。でも希望もある。

拙いですが、1時間半で3000字以上も書いてしまった…

私はそれくらい、こんなときでも、こんなときだからこその希望や可能性もあって、すばらしいなと感じることもたくさんあると思ってるんです。

 

信じて生きようと思います。

 

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